DX7S修理

ハードオフにてDX7Sのジャンク品を発見。3週間悩んだ末購入。購入の決め手はROMカートリッジ付で比較的鍵盤とパネルがきれい。お値段は3900円也。ミクさんや。


ジャンク品らしく、ラ#沈んで戻らない。シもこすれた感じで押しにくい。

電源入れると、バッテリーが死んでて、インターナルは微かにピヒョーって鳴るだけ。ROMカートリッジは問題なく動作する。


マルツでCR2032足付きを購入。

分解解説サイトを参考に基板に到達。

若干膨れている。

両面基板なんで半田面側にコテ当てて電池引っ張ると簡単に抜ける。抜けたら、吸引して穴復帰させて電池実装。微妙に足ピッチが違うので足を適宜曲げて実装。

次に鍵盤をばらす。

分かりにくいけど、鍵盤の板バネの支点部分を押さえてずれないようにしている部分が折れてなくなっている。しかし、鍵盤ユニット重い。板金フレームがごつい。

鍵盤ばらしてみたけど、接点基板がでかい。古き良き手実装感が何ともいえない。


正常な鍵盤。板バネの支点側がある。

沈んでた黒鍵。見事に折れている。

隣の鍵盤にグリスまみれでくっついてた折れた先ちょ。


動きの渋いシは横方向を規制する樹脂が曲がっていたのでラジオペンチで戻してやったらスムーズな動きが復活。


黒鍵は、折れた先っちょをIPAで拭いてから、垂れないアロンアルファで補強を兼ねて盛って接着。かといって押したらまた折れそうだから、一番上の鍵盤と交換。


なれると鍵盤一個を外したりつけたりするのが簡単出来て面白くなる。黒鍵は先につけないと白鍵つかない。


分解したのと逆順で現状回復。


インターナルは電池交換で全部死んでるから、ROMからデータをコピーして電池がちゃんと動いているか確認。電源おとしてもちゃんとインターナルにデータ残っている。


折角なので、別のROMをSysEx経由で流し込む。

手順

SysEx Librarian

YAMAHAのUX16で流し込んでみたけど、レシーブまでは行くけど完了しない。うーん、なんでだべさーと不貞寝して速度落としてみんべと50%にしてみたら成功。うーん。


3900円と電池代210円でDX7S。教室で使っている鍵盤もDX7S。縁ですなあ。